投票率低下の問題点

投票率の低下により、どのような問題があると思いますか? また、投票率を高める対策案はありますか。

投票率の低下により、どのような問題があると思いますか?
また、投票率を高める対策案はありますか。

<理由>
投票率が回を追うごとに下がっていて、静岡県内でも低い状態は、かなりまずいと感じたためです。

<質問者>
40代


杉本一彦
杉本 一彦

【投票率低下による問題】
・投票率の低下は民主主義の危機です。
投票率が低いと企業・団体などの組織戦を展開する候補に有利となり、政治は真の世論ではなく一部の支持者の事を考えるようになります。
・知名度のある現職議員等が有利となることで、政界の代謝が行われなくなり政治は停滞します。
・地方においては、人口が少なく投票率の低い若い世代の声は益々政治に反映されなります。

【投票率を高める対策案】
・投票所を増やす又は各地域の投票所の見直しと投票時間の延長
・期日前投票場所のさらなる充実
・デジタル投票を推進する。(本人証人等のシステムの構築等)

石島茂雄
石島 茂雄

【投票率低下による問題】
このまま投票にいかない人が増えれば、投票にいかないことによって、伊東市がますます疲弊していくということに、気づかされるようになるでしよう。

【投票率を高める対策案】
その重大さを、私達市議会議員がいろいろな手段を使って、市民の方々にお知らせする事です。

佐藤周
佐藤 周

【投票率低下による問題】
市民の意思が市政に反映されないことです。

【投票率を高める対策案】
少ない投票数での当選議員が増えることは市議会レベルの低下を招く。
投票率対策として議員と市民の交流を増やす。
議員活動を市民に理解していただくことだと考えています。

杉本憲也
杉本 憲也

【投票率低下による問題】
議会は市民の代表者として、市民全体の利益を考えて市民の代わりにルールを作るところです。
そして、議会は議員により構成され、議員は市民が選挙によって選びます。
したがって、選挙は誰が代表(市民の声の代弁者)としてふさわしいかを選ぶ(市民の意思を反映させる)事にあります。そのため、投票率が低いと、市民の意思が十分反映されないことになるので、本来全体の奉仕者(憲法15条2項)であるはずの議員が、一部の支援者のみに有利に働くようになり、結果として、市政の腐敗に繋がり、市民自身の首を締めることになってしまいます。

【投票率を高める対策案】
投票率を上げるには、まずは、市民の皆さんが議会、そしてその構成員である議員との距離をより近くし、多くの市民の方に「政治は普段の暮らしに直結しており、政治は暮らしの役に立つもの」ということを実感していただけるような議員活動をしていくことが不可欠だと考えます。
他方、制度的にも改善が必要だと考えます。

まず、現在の制度では、原則、貴重な時間を使い、投票所まで移動し、対面で受付をして投票用紙を受け取り、記帳台に進んで、投票用紙に候補者名を手書きし、投票箱に入れる、という流れになっており、「よっぽど入れたい」と思う方がいる場合でなければ、投票行動自体が大きな負担となっています。

さらに、時代が変化し、寝たきりで外出が困難な方や、外出が難しい幼い子を持つ方にとっては、現行制度では、事実上投票不可能な状態にあります。
そのため、投票率向上のためには、いつでもどこでも気軽に投票出来る電子投票の実施が不可欠であると言えます。

また、現在、選挙のルールでは、選挙運動で戸別訪問(自宅だけでなく、会社、店舗含む)が禁止されたり、選挙期間以外、選挙運動ができなかったり、選挙カーでは「名前の連呼」しかできなかったり(これにより、うるさいと感じ選挙に行かない、という声を聞くことが増えました)、午前8時から午後8時まででしか街頭演説ができず、ビラも原則演説会場でしか配れない、SNSでの投票依頼は可能だが電子メールでは不可能など、広く市民の方に候補者を知ってもらう機会や時間が少ない状況になっています。

いずれも、国による公職選挙法改正が必要ですので、この点についても、私自身、市民の皆様と共に、引き続き、国に働きかけを行っていく必要があると考えます。

鈴木絢子
鈴木 絢子

【投票率低下による問題】
投票に行かないということは、みんなが汗水流して働いて払っている税金の使い道もどうなってもいいということ。目を向けてくれる方に寄ってしまう施策ばかりが反映されてしまう恐れがあります。
例えば、雇用の問題だったり、少子化だったり、教育に対する不満、遊ぶ公園や児童館が少ない!などの子育て環境の問題も、政治に無関心によることで積み上げられてしまった結果なのでは。と思います。

【投票率を高める対策案】
みんなにわかりやすいような情報を届けること。

また、昔の選挙率が何故高かったのか?と考えると、直接コミュニケーションを取り、信頼を経て、みんなでいいまちにしよう!という機運が高かったと推測します。
政治家ひとりひとりが自ら足を運び、汗水流して、苦楽を共にしながら、信用を高めていく。
身近に寄り添って課題を解決していくことが、みんなが投票にいきたいな。 と思う策ではと思います。

ただ『投票率を上げる』ということだけに着目すると、投票しやすい環境作り。
ネット投票などが可能になれば投票率は上がると思います。